2015年10月18日日曜日

南東北100時間の旅⑤ ~山形→鶴岡→渋谷→府中~





10月9日、1731に鶴岡のショッピングセンター「Sモール」に着き、隣接する「東京第一ホテル鶴岡」に荷物を預け、喫茶店「コフィア」へ。



ここは現存する喫茶店では日本一のコーヒーを出す店との呼び声が高い。僕が訪れるのは2年ぶり。今回はもともとは鶴岡自体訪れる予定はなかったが、ルートを変更した。「ドルチェ」というブレンドをたのんだ。相変わらずコーヒーを味わうセンスに自信はないので、そんなこと適当に言っているだけだろと思われるかもしれないが(実際にそうかも)名前の通りの優しい味わい。もう一杯何か注文する気でいたが、ご主人が閉店準備を始めた。「食べログ」では2030閉店になっているが、この日は1830閉店だったようだ。よくあることだけど。慌てて店を出る。またぜひ!


「コフィア」を出て、「銀座通り」を歩くが、「寂しい」などという言葉ではとても伝えきれないほどの状況。「花金」とは東京など一部だけで通用する言葉らしい。うそ寒さを抱えつつ、目的地を目指す。




この「紫蘭」というバー、そこはかとない名店の香りを漂わせるが、今回は入る勇気も時間もなかった。



「いな舟」は山形一、東北でも指折りの居酒屋で知られる。予約なしで大丈夫か心配だったが、1910の到着で、客はなんと私一人。いやぁ、酷しいぞ、この国は!ちなみに、この店の存在を知ったのは太田和彦大先生がホストを務める「旅チャンネル」の名番組『日本百名居酒屋』による。『孤独のグルメ』や吉田類がもてはやされる今日において、私の居酒屋巡りの絶対的師匠は、なんといっても太田和彦大先生である。





料理はお任せにし、日本酒は栄光冨士本醸造辛口、大山純米十水、栄光冨士吟醸庄内誉を頼む。私の入店の30分ほど後に店に来た老夫婦が(彼らはこの店の常連だったようだが)、現在は吉祥寺に住んでいるそうで、それを知った後我々は大いに盛り上がった。旦那さんの方は越中島で子どもにボートを教えているそうだ。またどこかでお会いできる日もあるでしょう、と、社交辞令以上の意味を込め、私はご夫婦に別れの挨拶をした。





女将さんや女性従業員の方の接客もよく、すばらしい店だった。



「東京第一ホテル鶴岡」は「じゃらん」でのクチコミはさほど良くないが、宿泊客でもない人間の手荷物を預かってくれたり、ロビーを夜行バスの待ち合いに提供してくれたりして、いいホテルじゃないか!受付も感じよい。最大限に弁護したい。

東北は2年に1度は訪れるので、ほとんどルーティーンと化しており、新たな出会いなど期待できないだろうと思っていた。が、結果的には、今回もすばらしい出会いに満ちた旅となった。


10月10日、0630に渋谷・マークシティ着。1330から三鷹で仕事だ。でも、これでまた2年はがんばれると思う



東北の皆さん、また2017年にお会いしましょう!

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