東小金井、名店ぞろいの良い街なんですけどね。あんまり知られていなくて残念だ。
「平右衛門」は素材の一つ一つにこだわる名店である。とくに醤油がすばらしい。兵庫県の「大徳醤油」から、加熱処理をしていない「生醤油」を特別に卸してもらっているという。「冷やしらーめん」(950円)を注文。
味はもちろん、ビジュアルも良いですねえ。自家製麺は歯応え、のど越しともにすばらしい。大盛サービスというのも感動的。この店のメンマは、密かにメンマ好きな私を納得させるメンマである。チャーシューも本当に美味い。
ただ、この辺は完全に好みの話だが、私は椎茸も大好きなんだけど、椎茸は甘くない方が良かったなあ。胡瓜はもう少し少な目で、茗荷は1,2欠片多めでも良かった。
ともかくも、たいへんけっこうなラーメンでした。
2016年9月28日水曜日
2016年9月23日金曜日
ただ、中華そばのために ひびき@府中
府中の名店「ひびき」はとにかく不便なところにある。なので、旨いのは十分わかっているのだが、府中在住の私もなかなか足が向かない。公共交通機関では、府中駅から、学園通郵便局経由・武蔵小金井駅南口行きの京王バスで、学園通郵便局バス停下車がよいであろう。
「特製中華そば」。
府中市では美好町の「ふくみみ」(この店は前ブログでは何度も取り上げた思い入れ深い店だが)と同じく、メニューを「中華そば」1種類にしぼって磨きあげてきた店。無添加・無保存料という。全粒粉入り自家製麺は香り高い。チャーシューの柔らかさ、味のしみ方は絶妙。スープも丸鶏・魚介の良いとこ取りで実に滋味深い。変なクセなどまったくない。いつまでも飲んでいたいくらいだ。具の1つ1つも素材選びから決して気を抜かない。タマネギが最良のアクセントになっていることに、今日ようやく気がついた。
名店ですねえ。
こちらの方が「ふくみみ」よりも老成した印象。ご主人も「ふくみみ」の店主より20歳ほど上に見える。が、店は「ひびき」の方が歴史が浅い。今年で6周年とか。 両者に優劣はなく、どちらも良店。
こういう店が2つも住む街にあるのは、幸せなことだ。
中華そば ひびき (ラーメン / 北府中駅、府中駅、国分寺駅)
昼総合点★★★★★ 5.0
「特製中華そば」。
府中市では美好町の「ふくみみ」(この店は前ブログでは何度も取り上げた思い入れ深い店だが)と同じく、メニューを「中華そば」1種類にしぼって磨きあげてきた店。無添加・無保存料という。全粒粉入り自家製麺は香り高い。チャーシューの柔らかさ、味のしみ方は絶妙。スープも丸鶏・魚介の良いとこ取りで実に滋味深い。変なクセなどまったくない。いつまでも飲んでいたいくらいだ。具の1つ1つも素材選びから決して気を抜かない。タマネギが最良のアクセントになっていることに、今日ようやく気がついた。
名店ですねえ。
こちらの方が「ふくみみ」よりも老成した印象。ご主人も「ふくみみ」の店主より20歳ほど上に見える。が、店は「ひびき」の方が歴史が浅い。今年で6周年とか。 両者に優劣はなく、どちらも良店。
こういう店が2つも住む街にあるのは、幸せなことだ。
中華そば ひびき (ラーメン / 北府中駅、府中駅、国分寺駅)
昼総合点★★★★★ 5.0
2016年9月22日木曜日
丸はつは言葉を誘い、血肝は筆を走らす 山もと@三鷹
新卒歓迎会で利用した。三鷹駅北口、職場から徒歩5分ほどのところにある「山もと」のことを、私はもちろんずっと前から知っていた。まもなく開店1周年。訪れる機会を、zuttoねらっていた。
店内はおしゃれ。だがそのおしゃれ度はちょうどよくて、これなら従来の焼き鳥屋に慣れた客層ともお互いにすんなりと打ち解け合うだろう。
まずビールを頼む。
「吉祥寺SESSION IPA」は文字通りの地元ビールである。突き出しは枝豆と肉味噌で、これなら同僚に合わせてビールにするのではなく、1杯目から日本酒にすべきだったと少し残念に思った。
やや大きめの猪口に入ったこのスープ、最初は何かなと訝しんだ。が、中を覗けば、まずは黄金色が見た目に美しく、鼻を近づけ1口飲んでううむ、と吐息してしまった。これは旨い!「旨い」という単語は、このスープによって定義づけられるのではないかとすら思った。時間をおき冷ましながら、味の変化を楽しんだ。名店といわれる喫茶店で珈琲を飲むときのようにだ。
しかも、このスープがすごいのは、このサイズである。これだけ旨いものを、これ以上大きなサイズで出したら、おそらく客は、このスープの余韻でこの店の焼き鳥を味わってしまうだろう。そう、このスープは始まりに過ぎない。そして、この始まりによって、俺のトサカは鷲掴みとなった。
「おすすめの焼き鳥、七本コース」(1,280円)を注文した。
まずは「さび」。
軟らかい。
そして「丸はつ」。
丸すぎだろコレ!ハムッとかじると、ジュッと汁が出た。慌ててワイシャツに気を遣う。たいへん美味しい。
「つくね」と「せせり」。
前者は華奢、後者は豪快な外観で目にも楽しい。
この間に酒を「生酛のどぶ」の熱燗に切り替え、合わせて「とりわさ」もたのむ。
「ふりそで」の弾力を確認した後、コース最後の「血肝」。
これが凄すぎた。この「血肝」のスゴさは、ぜひお店で体験してほしい。ちなみに私は肝から血の出る心地がした。凄すぎちゃって。
追加でたのんだ「心残り」や「モッツァレラチーズのさび焼き」も同僚たちには大好評だった。もちろん私も満足した。
〆の「親子丼」も、もうお腹いっぱいですよ、という同僚の遠慮を軽くいなして注文した。
ここで食べずに最後に後悔したくはなかったからだ。
上司からは、「ここまで旨い焼き鳥屋は初めてだ」というお言葉をいただいた。そちらの方が、新卒の歓迎なんかより私にとってよほど実質的価値があることは言うまでもない。
いやすばらしい。感服いたしました。あなたが絶対に訪れるべき店だし、私もまた必ずや訪れるであろう。
今回「山もと」というこのすばらしい店に出会い、「食べログ」の記事を2年ぶりに書いてみようと決心した。この2年間もすばらしい店にたくさん出会ってきたので、こういう記事は今後はなるべく書くようにしようと思う。
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