前日まで続いていた府中市最大のイベント・大国魂神社くらやみ祭の余韻を残す府中本町駅を出発。
南武線で川崎駅着。まずは昼食。ベトナム料理店「キムタン」。ベトナム料理というと、2014年の年末に訪れた京都の名店「コムゴン」を思い出す。
まずまずかな。生春巻と豚餅包み蒸しはとくに歯ざわり・風味ともによかった。
川崎駅から京急バスに乗る。羽田空港まで行く人は料金先払いなのか。この辺も初めてだとまごついてしまう。
羽田空港へ向かう途中にある旧穴守稲荷神社鳥居。皆さんご存知なんでしょうね。
齢40にして初めての羽田空港。チェックインや荷物預けは、スマホのQRコードさえあれば私のような初心者でもわりとスムーズにいけた。
1555発のANA477 。思っていたほど広くはないが、まあ、こんなものなのだろう。
離陸時は座席のテーブルを出しておいてはダメというルールがあるのね。座席に着くや私がテーブルを下ろすと、近くにいたCAの方がほんの一瞬「ちょっと!」という反応をしたので、え?オレ?なんで?と思った。彼女は何も言わなかったが、放送で事実を知った。
富士山には気がつかなかった。曇りがちだったしね。
「旅の伴」には琉球大学教授・上間陽子の『裸足で逃げる』を連れてきた。
http://www.asahi.com/articles/ASK2F755KK2FUCVL02D.html
沖縄の風俗業界で働く女性たちのインタビュー集。あまりの話の連続に何度ものけぞった。私の隣の席は誰も座っていなかったが、通路をまたいだ席にはまだお若い女性に1歳ほどの子どもが抱かれていた。子どもはおとなしく、泣きもせず、しばらくすると母子ともに眠ってしまった。
1830那覇空港着。言うまでもないけど、沖縄本島初上陸。私史上最も西かつ最も南の地。友人と水槽の前で待ち合わせ。彼もこの日別便で那覇空港に着いた。東京に妻子を残しての単身赴任。
もずくはお土産にお勧めだそうだ。
そのままタクシーで宜野湾市志真志の「セルフィッシュ」へ。
僕は知らない土地に良さげな店を見つけようとするときには、グルメサイトのすべての口コミに目を通す。良い店の口コミは熱量が違うのだ。だから、口コミの多すぎる店は避ける。読み切れないから。
この店の口コミはいずれも熱いので期待していた。近くに住み、何度も訪れたことのある友人自身もとてもすばらしい店だと絶賛していた。
見た目・素材・味のすべてにしっかりしたこだわりを感じさせる。洋風メニューが多いと、見た目だけで、しかもその見た目もうわべだけ、みたいな店は、特に東京には腐るほどある。が、ここは客への真心をきちんと感じさせる。
思っていたとおりの名店。沖縄最初の夜にこの店に入ることのできた僥倖。
注文したのは「牛モモ肉のタタキにんにく醤油和え(680円)「冷静合鴨ロースの塩蒸し」(680円)「チーズの盛り合わ」(850円)「クリームチーズのはちみつがけ(パン付き)」(450円)「リッチなミートソースパスタ」(980円)ほか1品(失念)。どれも大変美味しく、量が多く、リーズナブル。ううむ、すごい。
酒もビールに始まり、ワイン、日本酒、泡盛、どれも美味しかった。
杯を重ねながら、沖縄の言語・生物学的民族系統から景気・雇用・都市・交通・教育・米軍基地、彼の専門である珊瑚・微生物から沖縄グルメに至るまで、あらゆる方面に無秩序に拡散する彼の蘊蓄に耳を傾ける。
沖縄は降水量が多いが、川が短く、すぐに流出してしまう。よって、このような給水タンクがあちらこちらにある。中学入試の基礎知識。
翌日の朝食として「キングタコス長田店」で買った「タコライスチーズ野菜」(600円)。温かいうちに一口食べたが、ひき肉の舌触りが良かった。就寝。
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